分野別に学ぶ
法規では、電波法の目的や定義、無線局の免許、無線設備、無線従事者、無線局の運用、監督、雑則、罰則など、無線局を正しく運用するためのルールが出題されます。
法規は暗記で得点しやすい科目ですが、条文の言い回しが独特で、似た選択肢に迷いやすい分野でもあります。
ここでは、法規の主な分野ごとに、どのような問題が出やすいかを簡単に整理し、関連する問題解説記事へリンクしています。
1. 総則
総則では、電波法の目的、電波や無線局の定義、周波数、空中線電力、空中線の利得、電波の型式など、法規全体の土台になる内容が出題されます。
言葉の定義を問う問題が多いため、条文を丸暗記するよりも、試験でよく出るキーワードを押さえることが大切です。
2. 無線局の免許等
無線局の免許等では、無線局を開設するための手続き、欠格事由、予備免許、落成検査、免許の有効期間、変更検査、廃止手続きなどが出題されます。
手続きの流れや期間、誰が何をしなければならないかが問われやすいため、数字や期限、届出・検査のタイミングを整理しておくとよいです。
3. 無線設備
無線設備では、電波の質、受信設備、周波数測定装置、人工衛星局、無線設備の安全性、空中線、人体への電波影響などが出題されます。
条文の内容だけでなく、数値や条件を問う問題もあります。特に、電波の質、周波数測定装置、人工衛星局、空中線に関する規定は、出題パターンを整理しておきたい分野です。
- 電波の質1
- 電波の質2
- 受信設備の条件
- 周波数測定装置の備付け
- 人工衛星局の条件
- 人工衛星局の位置の維持
- 無線設備の安全性の確保
- 地球局の送信空中線の最小仰角
- 人体頭部における比吸収率の許容値
- 周波数の安定のための条件
- 送信空中線の型式及び構成等
4. 無線従事者
無線従事者では、主任無線従事者の講習や、免許証の再交付・返納など、無線設備を操作する人に関するルールが出題されます。
講習の期間や免許証を返納するタイミングなど、数字や手続きに関する問題が出やすいため、試験に出るポイントを絞って覚えるのがおすすめです。
5. 運用
運用では、無線局を実際に運用するときの禁止事項、混信防止、秘密の保護、呼出符号などが出題されます。
法規の中でも実務に近い内容であり、特に「何をしてはいけないか」「誰に義務があるか」「どのような通信が対象か」を整理しておくことが大切です。
6. 監督
監督では、総務大臣による周波数等の変更、電波の発射停止、無線局の免許取消しなど、無線局に対する行政上の監督に関する問題が出題されます。
命令、制限、停止、取消しなど、似た言葉が並ぶため、どのような場合にどの処分が行われるのかを整理しておくとよいです。
7. 雑則
雑則では、伝搬障害防止区域の指定や、測定器等の較正など、無線局の運用を支える周辺ルールが出題されます。
出題数は多くない場合もありますが、条文のキーワードを知っていれば得点しやすい問題もあります。試験直前に確認しておきたい分野です。
8. 罰則
罰則では、電波法に違反した場合の懲役、罰金、免許取消しなどに関する内容が出題されます。
法規では、罰則そのものだけでなく、秘密の漏洩や無線局の免許取消しなど、他の分野と組み合わせて問われることがあります。
まとめ|法規は頻出条文とキーワードを整理して攻略する
法規は、総則、無線局の免許等、無線設備、無線従事者、運用、監督、雑則、罰則など、無線局を正しく運用するためのルールが幅広く出題される科目です。
範囲は広いですが、過去問を見ていくと、同じ条文や似た言い回しで出題される問題も多くあります。最初からすべての法律を丸暗記するよりも、まずはよく出る条文とキーワードから順番に押さえることが大切です。
特に、総則、無線局の免許等、無線設備、運用、監督は、現在の記事でも解説を増やしている分野です。各問題の解説を読みながら、出題パターンを少しずつ整理していきましょう。
一陸技全体の勉強法も確認する
法規は暗記で得点しやすい科目ですが、一陸技では無線工学の基礎、無線工学A、無線工学Bもあわせて対策する必要があります。科目ごとの優先順位や勉強時間の配分も、あわせて確認しておくと安心です。