分野別に学ぶ
無線工学Bでは、電磁波の基礎、アンテナ、給電線、電波伝搬、給電線・アンテナ等の測定など、無線通信の「電波を出す・伝える・受ける」部分に関する内容が出題されます。
アンテナや給電線はイメージしにくい分野ですが、公式や図の見方、よく出る計算パターンを整理すると、得点につなげやすくなります。
ここでは、無線工学Bの主な分野ごとに、どのような問題が出やすいかを簡単に整理し、関連する問題解説記事へリンクしています。
1. 基礎
基礎では、電磁波の性質、マクスウェルの方程式、自由空間基本伝送損、アンテナ利得、実効面積、指向性利得など、無線工学Bの土台になる内容が出題されます。
数式が出てくるため難しく感じやすい分野ですが、試験では公式の意味や、アンテナ利得・伝送損・実効面積の関係を整理しておくことが大切です。
2. アンテナの実際
アンテナの実際では、双ループアンテナ、対数周期ダイポールアンテナ、折返し半波長ダイポールアンテナ、パラボラアンテナなど、具体的なアンテナの構成や特性が出題されます。
アンテナの形状、指向性、利得、実効長、電界強度などを、図や構造と結びつけて整理しておくと、選択肢を判断しやすくなります。
3. 給電線
給電線では、送信機とアンテナ、または受信アンテナと受信機をつなぐ線路の性質が問われます。
特性インピーダンス、負荷側を見たインピーダンス、開放・短絡時のインピーダンス、整合、表皮効果などは、計算問題としても出題されやすいテーマです。
- 無損失給電線の負荷側を見たインピーダンス
- 無損失給電線の開放・短絡インピーダンスと特性インピーダンス
- 集中定数回路による整合
- 同軸線路の特性インピーダンス
- 平行平板の誘電体の厚さ
- 平面波の導体中への表皮厚さ
4. 電波伝搬
電波伝搬では、電波が空間や電離層をどのように伝わるか、また周波数や電子密度によって伝搬の状態がどう変わるかが問われます。
電離層伝搬では、最大電子密度と臨界周波数の関係など、公式を使った計算問題として出題されることがあります。
5. 給電線・アンテナ等の測定
給電線・アンテナ等の測定では、アンテナ利得、インピーダンス、VSWR、反射係数、指向性、電界強度などをどのように測定するかが問われます。
測定器の使い方や、測定値からアンテナや給電線の状態を判断する問題が出ることがあります。アンテナや給電線の理論とあわせて整理しておきたい分野です。
この分野の記事は現在準備中です。
まとめ|無線工学Bはアンテナ・給電線・電波伝搬を整理して攻略する
無線工学Bは、電磁波の基礎、アンテナの実際、給電線、電波伝搬、給電線・アンテナ等の測定など、電波を扱うための実践的な内容が幅広く出題される科目です。
範囲は広いですが、過去問を見ていくと、アンテナ利得、自由空間基本伝送損、給電線のインピーダンス、電波伝搬など、同じ考え方で解けるテーマもあります。最初からすべてを完璧に理解しようとするよりも、まずはよく出る公式と図の見方から順番に押さえることが大切です。
特に、基礎、アンテナの実際、給電線、電波伝搬は、現在の記事でも解説を増やしている分野です。各問題の解説を読みながら、出題パターンを少しずつ整理していきましょう。
一陸技全体の勉強法も確認する
無線工学Bは、アンテナや給電線など苦手にしやすい内容が多い科目です。ただし、一陸技では無線工学の基礎、無線工学A、法規もあわせて対策する必要があります。科目ごとの優先順位や勉強時間の配分も、あわせて確認しておくと安心です。