
出典:第一級陸上無線技術士国家試験(平成30年7月)
今回は、電波の型式の表示に関する問題です。
電波の型式は、G1BやF3Eのように、アルファベットと数字を組み合わせて表します。
正直に言うと、これはかなり覚えにくいです。全部を完璧に覚えようすることはあきらめましょう。
なので、ここでは割り切ります。変調の型式は深追いしすぎない。信号の性質と伝送情報の型式を優先して覚える。これでいきましょう。
一陸技は範囲が広い試験です。全部を真正面から覚えにいくと時間が足りません。まずは、過去問で点につながりやすいところから押さえるのが大事です。
この問題で確認する内容
今回確認するのは、電波の型式を表す記号の読み方です。
電波の型式は、主に次の3つに分けて読みます。
| 1文字目 | 主搬送波の変調の型式 | G、F、Aなど |
| 2文字目 | 変調する信号の性質 | 1、2、3、7など |
| 3文字目 | 伝送情報の型式 | B、C、D、E、Fなど |
たとえば、G1Bで考えると、次のようになります。
G1B
このGの部分が、主搬送波の変調の型式です。
ただし、変調の型式は種類が多いです。ここを全部覚えようとすると、かなり時間を持っていかれます。
なので、試験対策としては、まず1文字目の変調の型式は深追いしすぎないで大丈夫です。
もちろん覚えられるなら覚えた方がよいですが、優先順位としては後回しでOKです。まずは、2文字目の数字と3文字目のアルファベットを押さえましょう。
試験で押さえたいポイント
結論からいうと、この問題で押さえたいポイントは次の2つです。
- 2文字目の数字は、変調する信号の性質を表す
- 3文字目のアルファベットは、伝送情報の型式を表す
特に、7と、C・D・E・Fは優先して覚えたいところです。
ここを落とすのはもったいないです。逆にいうと、ここを覚えるだけでも選択肢をかなり絞れます。
2文字目の数字は「4以下」と「5以上」で分ける
まず、2文字目の数字です。
この数字は、変調する信号の性質を表します。
いきなり全部覚えようとすると面倒ですが、まずは4以下と5以上で分けると覚えやすくなります。四捨五入みたいな感覚です。
| 1〜4 | 単一チャネル |
| 5以上 | 複数チャネル |
さらに、その中で小さい数字からデジタル系、アナログ系という並びで考えると整理しやすいです。
ここで特に大事なのが、7です。
7は、デジタル信号で2チャネル以上のものです。
この7は本当によく出ます。ここは絶対に押さえておきましょう。
「電波の型式、何から覚えればいいの?」と思ったら、まず7=デジタル信号で2チャネル以上です。ここからでいいです。

3文字目はC・D・E・Fを優先して覚える
次に、3文字目のアルファベットです。
これは、伝送情報の型式を表します。
ここも全部を一気に覚えようとすると大変です。まずは、次の4つだけ押さえましょう。
| ファクシミリ | C |
| データ通信 | D |
| 電話 | E |
| テレビ | F |
データ通信はDataのDなので覚えやすいです。
電話はE、テレビはF、ファクシミリはCです。このあたりは頻出なので、まとめて覚えてしまいましょう。
ここも「なんで電話がEなの?」と考え始めるとしんどいです。まずは試験で点を取るために、型として覚えてしまうのが早いです。
変調の型式は割り切って覚える
1文字目の変調の型式は、種類が多いです。
もちろん、無線工学の勉強としては理解した方がよいです。ただ、法規の得点だけを考えるなら、ここを最初から全部覚えにいくのは効率が悪いです。
なので、ここは少し割り切ります。
変調の型式は、出たら確認する。まずは数字と最後のアルファベットを覚える。
これくらいで進めた方が、法規全体の勉強は回しやすいです。
一陸技は、法規だけをやっていればよい試験ではありません。無線工学の基礎、無線工学A、無線工学Bもあります。時間をかけるところとかけないところを分けましょう。
選択肢の見方
この問題では、電波の型式のうち、特に2文字目の数字と3文字目のアルファベットを見れば判断しやすくなります。
変調の型式まで細かく覚えるのは大変です。まずは、信号の性質と伝送情報の型式を見て、誤りを探しましょう。
| 1〜4 | 単一チャネル | 〇 |
| 5以上 | 複数チャネル | 〇 |
| 7 | デジタル信号で2チャネル以上 | 頻出 |
| C | ファクシミリ | 〇 |
| D | データ通信 | 〇 |
| E | 電話 | 〇 |
| F | テレビ | 〇 |
この表の中でも、まずは7を覚えてください。ここが一番おいしいです。
答え
答えは「2」です。
ポイントは、7の意味です。
7は、デジタル信号で2チャネル以上のものを表します。ここが問題文の説明と合っていないため、誤りと判断できます。
電波の型式は、全部を完璧に覚えるより、まずはよく出る数字とアルファベットを拾う方が現実的です。
覚えておきたいポイント
- 電波の型式は、アルファベットと数字の組み合わせで表す
- 1文字目は、主搬送波の変調の型式
- 2文字目は、変調する信号の性質
- 3文字目は、伝送情報の型式
- 変調の型式は種類が多いので、最初からある程度あきらめる
- 2文字目の数字は、4以下が単一チャネル、5以上が複数チャネル
- 7は、デジタル信号で2チャネル以上
- 伝送情報の型式は、まずC・D・E・Fを覚える
- Cはファクシミリ、Dはデータ通信、Eは電話、Fはテレビ
ここは、全部をきれいに理解してから進むよりも、まず試験に出やすい形で覚えるのがおすすめです。
正直、電波の型式は覚えにくいです。だからこそ、出るところに絞って拾いましょう。こういうところで1問取れると、法規はかなり楽になります。
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法規全体の出題分野を整理したい方は、一陸技 法規の内容と勉強ポイントも参考にしてください。

