アイパターン

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出典:第一級陸上無線技術士国家試験(平成28年1月)

これはアイパターンの問題です。

アイパターンとはデジタル伝送の信号を重ね合わせて表示させたもので、見た目は難解に見えるかもしれませんが、すごく簡単です。

アイパターンの問題で聞かれることは主に2つだけです。

・シンボル時間

・多値パターン

まずシンボル時間について解説していきます。

そもそもシンボルとは何?という方もいるかと思いますので簡単に説明すると1回の通信で送れるデジタルデータのまとまりです。

と言っても問題を解くには詳しく知っている必要はありません。

問題では「長さtは何シンボル時間ですか?」という設問になりますがその解き方をお教えします。

まずは図の中で一番縦長で大きな「アイ」を探します。

アイというのはこういう形です。

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目のような形をしている事からアイ(eye)と言われています。

今回だと一番縦長で大きいのはこれです。

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問題で聞かれているのはシンボル時間です。

シンボル時間とは0からtまでにこの縦長のアイが何個あるか?ということです。

何個あるかというと1個、、、ではありません。

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この図を見るとわかると思いますが0からtまでの中に2つ分のアイが入っています。

つまりシンボル時間は2シンボル時間です。

またもう一つの多値パターンについて解説します。

設問では、このアイパターンは何値のアイパターンですか?と聞かれます。

これはこの伝送波形が何ビットの信号なのかという事を聞いています。

でも難しく考える必要は全くありません。

こちらの図を見てください。

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水平方向に4段の線が見えますがこれがビット数になります。

この波形だと4段ですので4値のアイパターンということになります。

余談ですが試験で出るアイパターンは大抵、2値か4値です。

つまりこの波形は2シンボル時間で、4値のアイパターンです。

この2つだけ押さえれば答えが導き出せます

答え「5」