航空機用ドプラレーダーによる対地速度

出典:第一級陸上無線技術士国家試験(平成30年7月)

航空機から照射されたレーダーのドップラー効果により、航空機の移動速度を観測するドプラレーダーに関する問題です。観測対象がレーダーに近づいている時にドップラー効果によりには波長が短くなるため、この波長の変化を測定することで速度を知ることができます。この問題も普通に解くと計算が大変です。

過去の出題傾向から必要なことだけ暗記しちゃいましょう!

答えを出すのに必要なパラメータは下記の4つです

  • 電波(光)の速度
  • 移動体の角度
  • レーダーの周波数
  • ドプラ周波数

この中で、電波の速度は不変なものなので気にしなくて大丈夫です。

その他の、移動体の角度、レーダーの周波数、ドプラ周波数により移動体の速度を求める問題ですが、実は過去数年間分の出題を見てみると、移動体の角度(30°)、レーダーの周波数(10GHz)は同じ値となっており、ドプラ周波数だけを変えて出題しています。

つまりドプラ周波数と移動体の速度の関係を覚えてしまえばいいのです。

ドプラ周波数 1(KHz)=60(km/h)

この比例関係だけ覚えてください。
例えばドプラ周波数が2KHzの問題ならば60✕2=120(km/h)が正解だし、同じようにドプラ周波数が0.5kHzなら60✕0.5=30(km/h)となります。

まとめ

ドプラ周波数 1(KHz)=60(km/h) の関係を暗記!

答え 「1」