コイルの分布容量の測定

出典:第一級陸上無線技術士国家試験(平成28年7月)

コイルの分布容量に関する問題です。コイルは線材を巻いて作りますが、実際にはその線間に少量の容量が発生し、これを分布容量と言います。寄生容量や浮遊容量ともいわれこちらの方が一般的かもしれません。

選択肢から答えを導く法則があるので覚えてしまいましょう!

この問題では正解の選択肢に共通する明確なルールがあるのでそれを使って簡単に解くことができます。

問題の中に2つの容量が出てきます、一つは求める解である分布容量Coでもう一つは静電容量CSです。
この二つの容量をそのまま足してしまいます

まず、Coが6pFのときは、160と40になります、他も同じように計算していきます。

  1. Co=6pF  160と40
  2. Co=8pF  162と42
  3. Co=10pF  164と44
  4. Co=12pF  166と46
  5. Co=14pF  168と48

ここで、計算してでてきた2つの数字に注目します。勘が良いかたならお気づきかもしれませんが、この2つの数字が整数倍となるものが正解の選択肢になります。

この問題だと1.の計算結果が160と40です。160÷40=4と整数倍になっているのでこの選択肢が正解です。

まとめ

CsとCoを足した数字の関係が整数倍になるものが正解!

答え、「1」