抵抗値の温度による変化_2

出典:第一級陸上無線技術士国家試験(令和4年1月)

以前、裏技を使った簡単に答えを出す方法を紹介しましたが、裏技対策をされたのか少し複雑な問題が出てきました。今回の記事では複雑な数値の問題にも対応できる方法を紹介します。


金属の温度計数を使い抵抗値から温度差を求める問題です。T1とT2の温度と温度係数使って簡単に計算することができます。

T1、T2、温度係数から求める方法を覚える

まず、T1とT2の温度の抵抗値を見てください。このうち大きい抵抗値から小さい抵抗値を割り算します。本問の場合は

0.144÷0.128=1.125

となり1.125という数字が得られますがこの1.125のうちの小数点部分に注目します。
小数点部分は0.125になるのでこれに温度係数αの235という数字を掛け算します。

0.125×235=29.735

この計算値に一番近い数字がT2とT1の温度差になります。

これらを公式で表すと下記の式になります
(T2/T1-1)÷α

まとめ

公式で簡単に計算できる

答え「5」