出典:第一級陸上無線技術士国家試験(平成29年1月)
いわゆるブリッジ回路と言われる回路の問題となります。
ブリッジ回路の問題では下記の2パターンの問題がでますが、ここでは前者のほうを解説します。
- 抵抗とコンデンサの2種類の素子
- 抵抗とコンデンサとコイルの3種類の素子
抵抗とコンデンサの2素子だけのブリッジ回路の問題は選択肢だけで答えがわかる!
結論から言うと、答えを導き出す簡単な方法があります。
それは選択肢の2つをかける(✕)だけで不思議と答えがわかってしまいます。
これはある法則があり、RxCx=R2C2 となるものが答えとなります。
具体的には例えば「1」の選択肢では
Rx=CsR2/C2 Cx=R2Cs/R1 なので
これらをかけ算したものは
RxCx=Rs2Cs2/R1C2 となりR2C2ではないので間違いとなります。
では「5」の選択肢ははどうでしょうか。Rx、Cxそれぞれをかけると
それぞれ約分され、R2C2 がのこります。よってこれが正解です・
答え 5